仮想通貨には円やドルのような法定通貨の価値を保証する機関はありませんが、価値を保証する担保としてブロックチェーンという技術がああります。ブロックチェーン技術は、現在はNFTと呼ばれる技術への発展が進んでいます。NFT（non−fungible token）は、非代替性トークンと訳され、簡単に言うと、コピーペーストできないデータです。暗号資産で個々のデータを保証できるブロックチェーンを用い、そのデジタル情報をひとつしかないと保証しているのです。

例えば、ピカソが描いた絵は世界にひとつしかなく、ひとつしかないからこそ価値があります。それと同じようにNFTでは、デジタルの世界で誰が作成したものかをブロックチェーン技術によって保証し、コピーペーストができないため、今多くのクリエイターがこのNFTに注目しており、市場に参入しています。バイヤーは将来価値が出るであろう作品の購入を進めており、NFT関連市場は密かな活況となっています。すでに億単位の作品なども頻出しており、今後市場規模は更に拡大すると見込まれています。

また、ピカソの絵のように、大規模なオークションを開く必要もないため、目利きできれば掘り出しモノを発掘できるチャンスが広がっています。

ブロックチェーンは暗号資産に限らず、様々な分野への応用や可能性のある技術として、目覚ましく進化しています